介護現場で洗髪が必要になる主なケースとは?

介護での洗髪が必要となるケースの解説用画像

介護の現場で洗髪が必要になるのは、主に「自分でお風呂に入れない方」や「清潔を保つことが難しい方」です。

具体的には、寝たきりの高齢者や、病気やけがで体を動かすことができない方などが当てはまります。

洗髪はただ髪をきれいにするだけでなく、健康気持ちの面でもとても大切なケアなのです。

なぜ介護の中で洗髪が重要なのか?

在宅介護で洗髪をする目的を解説する画像

人の頭皮は汗や皮脂がたまりやすく、放っておくとニオイかゆみかぶれの原因になります。

特に寝たきりの方は汗をかいても自分で拭いたり洗ったりできません。そのままにしておくと、頭皮が不衛生になり、炎症やかゆみなどのトラブルが起きることもあります。

また、洗髪をすることで気分がすっきりし、リラックス効果もあるため、精神的なケアにもつながります。介護を受けている方の尊厳を守る意味でも、清潔を保つことはとても大切なのです。

どんなときに洗髪が必要になるの?

たとえば、以下のようなケースで洗髪の介助が必要になります。

介護で洗髪が必要になるケースを説明した画像
  • 脳梗塞などで体の自由がきかなくなったとき
    • お風呂に入るのが難しくなり、ベッド上での洗髪が必要になります。
  • 病院や施設での長期入院中
    • シャワーの回数が制限されているため、定期的に洗髪することで衛生を保ちます。
  • 在宅介護で入浴設備が整っていない場合
    • 浴槽やシャワーが使えない家庭では、ベッド上での洗髪が選ばれることもあります。

参考記事:介護での洗髪をベッドの上でする方法

たとえば、90代の高齢女性が脳梗塞の後遺症で寝たきりになったケースでは、当初はドライシャンプーだけで済ませていたものの、頭皮のかゆみや臭いが気になりはじめ、定期的にベッド上で洗髪することにしたそうです。本人の表情も明るくなり、介護する家族も「清潔にしてあげられて安心」と感じたとのことです。
参考記事:介護で座ったままシャンプーの紹介

洗髪は身体と心のケアのひとつです

洗髪は要介護者にとって気持ちや尊厳に寄り添うひとつであることの解説用画像

介護の現場では、ただ身体をきれいにするだけでなく、その人の「気持ち」や「尊厳」にも寄り添うことが求められます。

洗髪は、そうしたケアの中でも特に大切な役割を果たしています。

次は、在宅介護において洗髪をするときに生まれやすい「困りごと」や「悩み」について見ていきましょう。どう解決できるのかを知ることで、介助する人の負担もぐっと軽くなります。

在宅介護での洗髪、よくある悩みと対処法

在宅介護での洗髪には、「準備や片付けが大変」「ベッドが濡れてしまう」「本人が嫌がる」といった悩みが多くあります。

しかし、ちょっとした工夫便利な道具を使うことで、これらの悩みはぐっと減らせます。大切なのは、介助する側とされる側、どちらにも負担が少ない方法を見つけることです。
参考記事:自宅介護でシャンプーの洗髪

なぜ在宅での洗髪は大変なのか?

在宅介護での洗髪には準備にも時間がかかることを解説した画像

在宅介護では、病院や施設のように洗髪用の設備が整っていないことがほとんどです。

そのため、以下のような理由で悩みが生じやすくなります。

  • 準備に時間がかかる
    • タオル、防水シート、ぬるま湯、洗面器、シャンプー、ドライヤーなどをひとつずつ用意しなければならず、手間がかかります
  • ベッドやシーツが濡れるリスク
    • 頭を洗っている間にお湯が漏れたり、すすぎが不十分だったりすると、寝具が濡れてしまい、交換の手間が増えます。
  • 本人が不快に感じることも
    • 体を動かすのが難しい方にとって、頭を動かされるのは大きなストレスになります。水が耳に入るなど、小さなことでも不快感につながるのです。

よくある悩みとその対処法

以下によくある具体的な悩みと、その解決策をご紹介します。

お湯をうまく流せない

【対処法】ケリーパッドや洗髪用の受け皿を使うと、お湯が自然と流れていくので、ベッドや床を濡らしません。また、シャンプーハットを併用すると、顔にお湯がかかるのを防げます。
参考記事:介護の洗髪で使用するケリーパッド

洗うたびに大量のタオルが必要になる

【対処法】吸水性の高いタオルやマイクロファイバータオルを使うことで、枚数を減らせます。また、ドライシャンプーを併用することで、回数を減らす工夫も可能です。

準備や片付けが大変すぎる

【対処法】準備セットをまとめて収納しておき、すぐに使えるようにすると負担が軽くなります。さらに、ポータブル洗髪機などの便利な道具を使えば、後片付けも大幅に楽になります。

本人が嫌がる・落ち着かない

【対処法】洗髪前に「これから気持ちよくなる時間だよ」と声かけをしたり、お気に入りの香りのシャンプーを使ったりすることで、安心してもらいやすくなります。

参考記事:介護用洗髪用具の紹介

実際の在宅介護の現場では…

在宅介護での洗髪について介護者の負担を説明する画像

ある60代の女性は、寝たきりの夫の洗髪を毎回キッチンのバケツで行っていました。ですが「準備が大変で気が重い」と悩んでいたところ、簡易的な洗髪キットを導入。準備時間が半分以下になり、夫も「冷たくなくて気持ちいい」と笑顔に。介護の負担が減ったことで、気持ちにゆとりができたそうです。

悩みは「道具」と「工夫」で減らせます

在宅介護での洗髪は、慣れないうちは負担に感じることが多いですが、適切な道具と工夫を取り入れれば、ぐっと楽になります。次は、より具体的に「洗髪の手順」や「安全に行うためのポイント」についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

寝たきりの方の髪を安全に洗うための基本手順

寝たきりの方の髪を安全に洗うには、事前準備をしっかり行い、体への負担が少なく、周囲を濡らさないような工夫をすることが大切です。

急がず丁寧に進めることで、介護される方も介助する側も、安心して洗髪の時間を過ごすことができます。

なぜ正しい手順が大切なのか?

洗髪をする際に寝たきりの人の姿勢移動について注意を呼びかける解説画像

寝たきりの方は、自由に身体を動かせないため、少しの動きでも大きな負担になります。

たとえば、首を無理に傾けたり、背中が冷えたりすると、不快感だけでなく体調を崩す原因にもなりかねません。

洗髪は気持ちよさや清潔を保つために大切なケアですが、「安全に行うこと」が最優先です。そのためにも、基本的な流れを知っておくことが必要です。

基本的な洗髪の流れと注意点

以下は、寝たきりの方の髪をベッド上で洗うときの基本的な手順です。

準備を整える

  • タオル数枚、防水シート(またはビニール)
  • ぬるま湯、洗面器、シャンプー、カップ
  • ドライヤー(もしくは吸水性の高いタオル)
  • ケリーパッドや簡易的な洗髪用器具(あれば便利)

まず、周囲が濡れないようベッドの枕元や肩周りにタオルと防水シートを敷きます。

STEP
1

姿勢を整える

無理のない範囲で上半身を少し起こし、頭を軽く傾けられるようにします。動かせない場合は枕を工夫して、頭を洗いやすい角度に調整しましょう。

STEP
2

髪を湿らせて洗う

ぬるま湯をカップで少しずつかけて髪を濡らします。シャンプーを手に取り、優しく泡立てて、地肌をマッサージするように洗います。爪を立てず、指の腹で行うのがポイントです。

STEP
3

すすぎは丁寧に

泡が残らないよう、少しずつお湯を流します。すすぎ残しはかゆみや湿疹の原因になるため、入念に行いましょう。顔や耳に水がかからないようタオルで覆うと安心です。

STEP
4

乾かす

吸水タオルでしっかり水分を取り、ドライヤーで優しく乾かします。冷えないようにタオルケットをかけながら乾かすと、本人の負担が軽くなります。

STEP
5

実際の現場の工夫

ペットボトルを使用して洗髪するイメージ画像

たとえば、90代の母親を介護している女性は、ベッドの頭部分を少し上げ、枕の下にビニール袋とタオルを敷いて、ペットボトルの水を使って洗っています。最初はお湯の飛び散りに苦労していましたが、防水シートを二重にする工夫でだいぶラクになったそうです。

無理なく、快適に。洗髪も「ケア」のひとつ

寝たきりの方にとって、洗髪はリフレッシュできる大切な時間でもあります。「安心して洗える」「気持ちいいと感じてもらえる」ためには、手順を守り、本人の状態に合わせて調整することが鍵です。

次の記事では、より負担を減らせる便利アイテムについてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

洗髪用ケリーパッド・ビニールシートの使い方と注意点

介護での洗髪を快適に行うには、ケリーパッドやビニールシートの正しい使い方を知っておくことが大切です。これらの道具を上手に活用することで、ベッドを濡らさず、安全に洗髪ができるようになります。

ただし、使い方を間違えると逆にトラブルの原因になることもあるため、注意点もあわせて確認しておきましょう。

ケリーパッド・ビニールシートが必要な理由

ケリーパッドのイラスト画像

寝たきりの方をベッド上で洗髪するとき、どうしても心配になるのが「ベッドが濡れてしまうこと」や「体を冷やしてしまうこと」です。

ケリーパッドは、洗髪用に作られた専用の器具で、枕のような形状のなかに水が流れる溝があり、お湯を流してもベッドが濡れないよう工夫されています。

一方、ビニールシートはもっと簡易的な方法で、ベッドや枕の下に敷いて水の侵入を防ぐものです。家庭にあるものでも代用できるため、手軽に取り入れられるというメリットがあります。

正しい使い方の基本

以下にケリーパッドとビニールシートを分けて、その手順を記載しています。

ケリーパッドの使い方

  1. ケリーパッドをベッドの枕元にセットします。
  2. 頭をケリーパッドのくぼみにのせ、首の角度を調整します。
  3. お湯を少しずつかけ、シャンプーで洗った後、溝に沿ってお湯が流れるようにすすぎます。
  4. 溜まったお湯は、専用のホースやバケツで排水します。

ビニールシートの使い方

  1. ビニールシートを広げて、頭の下から肩・背中までをカバーします。
  2. その上にタオルを重ねて、水が顔や首に流れないように調整します。
  3. 洗髪時にお湯が漏れても、シートがベッドを保護してくれます。
  4. 使い終わったら、すぐに取り除き、濡れた部分をしっかりふき取ります。

現場でよくある注意点と工夫

たとえば、介護職の方からは「ケリーパッドを使っても、水が首元から漏れてしまった」「ビニールシートだけだと、流れた水が溜まってしまって困った」という声もあります。こうした問題を防ぐには、角度調整がとても重要です。

頭の位置が高すぎたり、首に隙間があると水が思わぬ方向に流れてしまうことがあります。

また、ケリーパッドの素材によっては、使い続けるうちにひび割れたり、破れやすくなったりすることもありますので、定期的に状態を確認しましょう。

ビニールシートも、繰り返し使用すると劣化しやすいため、洗って再利用する場合は、しっかり乾燥させてから保管してください。

正しい使い方で負担を減らすことが大切

洗髪の正しい方法について促す解説画像

ケリーパッドやビニールシートは、「ベッド上で洗髪をするための大切なサポートアイテム」です。

使い方を正しく理解し、注意点を意識すれば、介護する側もされる側も、安心して洗髪の時間を過ごせます。

次の記事では、ケリーパッドを使わずに洗髪できる新しい方法についてもご紹介しますので、ぜひご覧ください。

タオルやオムツを活用した簡易的な洗髪方法の工夫

介護の現場では、専用の器具がなくても、タオルや紙オムツを使ってベッド上での簡易的な洗髪を行う工夫がされています。

特に在宅介護や急な対応が必要なとき、手元にあるものを使って安全かつ清潔に洗髪できる方法を知っておくととても役立ちます。

タオル・オムツが洗髪に使える理由

おむつを洗髪に利用する方法を解説する画像

洗髪には、頭部を濡らして洗い、すすいだ水をきちんと受け止めて、ベッドや衣類を汚さない工夫が必要です。

ケリーパッドなどの専用器具がない場合、水分を吸収する力が高いタオルや紙オムツをうまく活用することで、代用が可能になります。

また、これらのアイテムはほとんどのご家庭や介護現場に常備されているため、特別な準備が不要ですぐに始められるという点でも重宝されています。

実際の使い方と工夫ポイント

準備するもの

  • バスタオル数枚(できれば厚手)
  • フェイスタオル
  • 清潔な紙オムツ(吸水性の高いタイプ)
  • 洗面器またはペットボトル(お湯をかける用)
  • ドライヤー(あると便利)

手順と工夫

  1. ベッドに横たわった状態で、頭の下にバスタオルを数枚重ねます。これで水分が下に流れるのを防ぎます。
  2. その上に開いた紙オムツを敷きます。オムツの吸水面を上にし、背中から肩、頭の下までカバーします。
  3. 頭部を少し持ち上げて、お湯を少しずつかけながら髪を濡らし、シャンプーします。
  4. すすぎの際は、オムツが水をしっかり吸ってくれるため、顔や首元への水の流れを最小限に抑えることが可能です。
  5. 洗い終わったら、フェイスタオルで髪をやさしく押さえて水分を取り、可能であればドライヤーで乾かします。

現場の声と具体例

オムツを利用した洗髪が緊急時や要介護者の精神的負担を軽減することにもなる解説画像

たとえば、訪問介護を行うヘルパーさんの中には、「訪問先に洗髪用の道具がなかったが、オムツとバスタオルで代用できて助かった」という声があります。緊急時でも負担なく対応できる方法として重宝されているのです。

また、要介護者ご本人にとっても「大がかりな準備や移動がないため安心できた」という声もあり、精神的な負担軽減にもつながることが分かります。

工夫次第で快適な洗髪が可能に

タオルや紙オムツを使った簡易的な洗髪方法は、介護の現場において「今すぐなんとかしたい」と思うときにとても心強い選択肢です。
参考記事:入浴介助での洗髪の方法

もちろん、専用器具には機能性の高さという利点がありますが、身近なものでの工夫でも十分対応できる場面は多いのです。

次の記事では、こうした工夫が難しい場面で役立つ「最新の洗髪サポート機器」についてご紹介します。準備や片付けがもっとラクになる方法を知りたい方は、ぜひご覧ください。

洗い流さないドライシャンプーのメリットと限界

水を使わずに髪や頭皮を清潔に保てる「洗い流さないドライシャンプー」は、介護の現場でとても役立つアイテムですが、すべてのシーンに万能というわけではありません。メリットと同時に、限界もきちんと理解しておくことで、より安心で適切なケアにつながります。

水が使えない場面で活躍する便利さ

洗髪で水が使えない場合のドライシャンプーで代替えする方法の解説画像

介護現場では、「洗髪したいけれどお風呂まで連れていけない」「体調が不安定でお湯を使えない」といった場面がよくあります。そんなときに活躍するのが、洗い流し不要で手軽に使えるドライシャンプーです。

ドライシャンプーには、スプレータイプ・泡タイプ・シートタイプなどがあり、頭皮や髪につけてなじませ、タオルでふき取るだけでOKという簡単さが魅力です。

水を使わないため、ベッド上での洗髪や寝たきりの方にも負担が少ないというのが最大のメリットです。

メリットだけではない。ドライシャンプーの限界とは?

洗髪におけるドライシャンプーの使い分けについての解説画像

ただし、ドライシャンプーには「髪の汚れや皮脂を根本的に落とすことは難しい」という限界もあります。

スッキリ感はあるものの、汗や整髪料が多くついていたり、フケが気になる場合などには、物理的な洗い流しが必要なこともあります。

また、使用後にベタつき匂い残りを感じる人もいて、「一時的な対処」としての利用にとどめるのが一般的です。毎日の使用が前提ではなく、あくまで入浴や洗髪が難しい日の“代替手段”として考えるのがよいでしょう。

現場での活用例と注意点

ある在宅介護をしているご家族は、「夏の暑い日に汗をかいたけれど体調が悪くてシャワーは無理。そんなときドライシャンプーでサッとケアできて助かった」と話しています。においやかゆみが軽減され、本人も快適そうだったとのこと。

ただし、ドライシャンプーの使用には肌に合うかどうかの確認や、使用後の頭皮チェックも重要です。乾燥肌の方や皮膚トラブルがある場合は、医師や看護師に相談してから使うのが安心です。

あくまで「補助」として上手に取り入れる

洗い流さないドライシャンプーは、介護の現場で手軽に使える便利な道具ですが、本格的な洗浄力は期待できません。体調が安定しているときには、やはりお湯でしっかり洗ってあげることが必要です。

次の記事では、「節水・簡単・片付けが楽」な最新の洗髪機器をご紹介します。ドライシャンプーでは物足りないと感じた方は、そちらもぜひチェックしてみてください。

介護する側の負担を減らす洗髪アイテムの選び方

介護の中でも意外と大変なのが「洗髪」です。お湯や道具の準備、姿勢の保持、後片付け…。それらを毎回こなすのは体力も時間も必要です。そんな負担を少しでも軽くするには、洗髪アイテムの選び方がとても重要です。

負担が大きくなる理由とは?

洗髪アイテムの選び方を解説する画像

介護する側が洗髪で負担を感じる理由は、いくつかあります。

まず、入浴やシャワーができない人への対応では、ベッド上での作業になりやすく、腰をかがめる姿勢が続いたり、水漏れしないように神経を使ったりします。

また、洗髪に使う道具の準備や片付けも時間がかかるため、他の家事やケアと並行することが難しくなります。特に高齢の介護者にとっては、ちょっとした作業でも負担になります。

だからこそ、少しでも介助する人の手間が省けるアイテムを選ぶことが、長く介護を続けるうえでの大きなポイントになるのです。

アイテム選びで注目すべき3つのポイント

では、どんな点に注目して洗髪アイテムを選べばよいのでしょうか。大切なのは以下の3点です。

  1. 準備片付けのしやすさ
    • 水をくむ手間やシートの敷き込みが多いと、それだけで面倒になってしまいます。コンパクトに準備できて、汚れも少なく後始末がラクなアイテムは重宝します。
  2. 節水機能
    • お湯を何リットルも使うような洗髪方法は、水の確保と処理が大変です。少量の水で効率よく髪が洗える仕組みがあると、かなり負担が軽減されます。
  3. 操作の簡単
    • 多機能でも複雑な操作が必要な道具は、使うたびにストレスになります。ボタンひとつ、ホースを差すだけなど、誰でもすぐ使える設計が安心です。

実際の現場の声と選ばれているアイテム例

たとえば、在宅で寝たきりのお母さんを介護している50代の女性は、以前はバケツとタオル、ケリーパッドを使って洗髪していましたが、「準備も片付けも毎回たいへんで、腰を痛めてしまった」と話していました。

その後、吸水と洗浄が同時にできる電動式の洗髪アイテムに切り替えたところ、「使い方も簡単で、片付けも楽。洗髪の回数が増えて母も気持ちよさそう」と喜んでいます。

このように、便利な道具を使うことで“洗髪=負担”というイメージが変わることも多いのです。

ラクに続ける工夫は、道具選びから始まる

介護の現場では、がんばりすぎない工夫がとても大切です。洗髪は衛生面でも精神的な快適さにもつながるケアですが、介助者が無理をしてしまうと長続きしません。

だからこそ、少しでも楽に、安全に、気持ちよくできる洗髪アイテムを選ぶことが、介護をする人・される人のどちらにとってもプラスになります。

次の記事では、最新の洗髪機器の中でも、とくに「準備・片付け・操作のラクさ」にこだわった製品をご紹介します。負担の少ない介護を目指したい方は、ぜひご覧ください。

【最新】節水・時短・片付けがラクな洗髪補助機器とは?

洗髪をラクにする洗髪補助機器の解説用画像

介護の現場で「洗髪」は、水の準備、服やベッドが濡れないように気を配る、洗った後の片付けなど、時間も体力も使います。

そんな洗髪の負担を大幅に減らせる最新の補助機器が登場しています。節水・時短・片付けのしやすさにこだわって選ぶことで、介護する人・される人の両方にとって大きなメリットが生まれます。

なぜ「洗髪補助機器」が注目されているのか?

高齢者や寝たきりの方の洗髪は、ベッド上で行うことも多く、バケツやケリーパッド、タオルなどを用意して手洗いするケースが一般的でした。しかしこの方法では、大量の水を使い、洗い残しが出たり、介助者が腰を痛めたりと、さまざまな課題がありました。

専用ソープが洗身だけでなく洗髪にも使用できる解説をした写真

そこで、今注目されているのが電動の洗髪補助機器です。水を少量だけ使いながら、髪の汚れをしっかり吸い取る構造で、準備も片付けも驚くほど簡単。誰でも使いやすく、短時間で清潔な仕上がりを実現できます。

実際に使われているシーンと声

入浴介助の負担軽減とコロナ禍で高まった室内洗身の必要性の記事写真
国内トップクラスの介護施設においてもプロが使用

たとえば、在宅で介護をされている60代の女性は、次のように話しています。
「母が寝たきりになってから、週に1回は洗髪していたのですが、毎回準備だけで15分以上かかっていました。服や枕が濡れないように気を使うし、自分の腰も限界。でも、スイトルボディという洗髪機器を使いはじめてからは、10分程度で終わるようになり、母も『気持ちいい』と笑顔になってくれます。」

このように、機器を導入することで精神的にも身体的にも負担が減り、介護の質が向上するという声が増えています。

最新の洗髪補助機器「スイトルボディ」の特長

寝たまま洗髪や体拭きがラクになる解説用画像

「スイトルボディ」は、シャワーの水と汚れを同時に吸引する特許技術を採用しています。

これにより、ベッドを濡らす心配がなく、洗髪後の拭き取りや片付けの時間も大幅に短縮

また、使用する水の量も最小限で済むため、節水にもつながりエコな介護が可能です。

コンパクトな設計で、操作もボタンひとつで簡単。自宅での洗髪介助において、プロの介護士からも高評価を得ている製品です。

洗髪を「ラクにする」ことは、介護を「続けやすくする」こと

介護は毎日のことです。だからこそ、少しでも体の負担を減らし、気持ちにもゆとりを持つことが大切です。洗髪補助機器の導入は、介護者自身の健康を守りながら、被介護者にとっても快適で清潔な生活を守ることにつながります。

次の記事では、この「スイトルボディ」について詳しく紹介しています。「もっとラクに、もっと快適に洗髪をしたい」と感じている方は、ぜひご覧ください。きっと、介護のあり方が変わるヒントが見つかります。

【注目】





スイトルボディで洗髪介助がここまで変わる

スイトルボディ(switlebody)の製品画像
スイトルボディ(switlebody)の製品画像

介護の現場で「洗髪」は思った以上に大変な作業です。しかし、スイトルボディを使えば、これまでの負担をぐっと軽くすることができます。

水をかけて洗って、すぐに吸い取るという構造により、ベッド上でも服やシーツを濡らす心配がほとんどなくなります。

準備や片付けも簡単なので、介護する側・される側、どちらにとってもやさしい洗髪が実現できます。

なぜスイトルボディが「介護洗髪」の負担を軽くできるのか

従来の洗髪は、洗面器やバケツ、ケリーパッドなどを使い、慎重に水を流しながら髪を洗う必要がありました。水が床にこぼれたり、利用者の服が濡れたりしないよう気を配るため、作業時間も長く、介助者の体への負担も大きくなります。

寝たきり高齢者の背中をスイトルボディ(switleBODY)で洗う様子の解説画像
洗髪だけでなく、全身の洗身にも利用可能

一方、スイトルボディは、シャワーの水を出しながら同時に吸い取る仕組み。そのため、ベッド上でも安心して洗髪できるのが最大の特徴です。

髪の汚れや泡をすぐに吸い込むため、洗い残しが少なく、タオルで拭くだけでさっぱり。洗髪が苦手な高齢者にも好評です。

実際の現場ではこんな声があがっています

在宅介護をしている60代の女性は、次のように話しています。
「母の洗髪は毎回時間がかかって、私の腰にも負担がありました。スイトルボディを使ってみたら、最初は正直『これでちゃんと洗えるの?』と半信半疑。でも使ってみると、びっくりするほど簡単で早く終わるんです。水の後片付けもなくて本当に助かっています。」

また、特別養護老人ホームの職員の方からは、
「複数の入居者の洗髪を短時間で済ませられるので、職員の人手が足りないときでも効率的にケアができるようになりました。」
という声もあり、施設・在宅どちらでも高い評価を受けています。

スイトルボディが変える、これからの「洗髪介助」

スイトルボディのメリットは以下の通りです。

  • 水の使用量を減らせるため、節水・エコ
  • 片付けが簡単で、作業後すぐに次の介助に移れる
  • 利用者も冷たい思いをせず、気持ちよく洗える
  • 高齢者特有の皮脂汚れにおいにも対応できる洗浄力
スイトルボディ(switleBODY)の温度調整機能の操作を説明した画像
ボタンで温水の温度調整が可能
スイトルボディ(switleBODY)使用後のお手入れ方法の解説画像
後片付けも簡単
スイトルボディ(switleBODY)の持ち運び方についての解説画像
1人で持ち運べる軽量設計(5.5kg)

これらの理由から、「洗髪=大変」というイメージを覆す、介護の新しいスタンダードとして注目されています。

資料請求であなたの介護が変わる第一歩を

スイトルボディのカタログ紹介用画像
スイトルボディのカタログ紹介

毎日の介護に少しでも余裕が持てたら、気持ちにもゆとりが生まれます。

洗髪介助がスムーズになることで、家族との時間も穏やかなものに変わるかもしれません。スイトルボディは、そのお手伝いができる製品です。

「もっとラクに、もっと安心して洗髪をしたい」とお考えの方は、ぜひ資料請求をご検討ください。
実際の使い方や導入事例など、詳しい情報をご覧いただけます。

スイトルボディのご案内

無料で資料をご送付

寝たまま洗髪や体拭きがラクになる解説用画像
寝たまま洗髪や体拭きがラクになる解説用画像

補助金について

2025年7月7日:福祉用具情報システム(TAIS)で スイトルボディが介護テクノロジーに選定されました。

これにより、導入に際し、各地方自治体が行っている補助金を受けられる可能性があります。
詳しくはお問い合わせください。

力になってあげたい…そんな気持ちにもっと早くに知っておけばよかった...と後悔がないように。

【無料】気になる介護保険レンタル、そして1年間のランニングコストなど...もう、スイトルボディの資料をご覧になりましたか?

製品についての資料をお送りしております。
詳しい資料をご覧いただき利便性をご確認ください。
是非お役立て頂けましたら幸いです。

震災時にも活躍する節水機能

いざという震災時でも身近にあれば家族も安心

すでに被災地でもスイトルボディは活躍しているように、約1リットルの少ない水全身の「予洗い→洗身→すすぎ」まで対応可能。いざという震災時にも自宅で体を洗える安心に備えることができます。

能登半島地震の時の様子↓

能登半島地震の被災地へ届けられたスイトルボディの写真
能登半島地震の被災地へ届けられたスイトルボディ
能登半島地震の被災地でスイトルボディを開封する様子の画像
スイトルボディを開封する様子
能登半島地震の被災地でスイトルボディを実演する様子の画像
スイトルボディを実演する様子

最新在庫状況

現在は、製造が追いつき1週間から10日程度でお届けが可能となりました。
しかしながら、報道の影響もあり在庫に限りがございますため、先着順にて対応させて頂いております。予めご了承くださいませ。(現在、大阪万博への出展もあり、ご注文が増えております。)

スイトルボディのご案内

無料で資料をご送付

寝たまま洗髪や体拭きがラクになる解説用画像
寝たまま洗髪や体拭きがラクになる解説用画像

力になってあげたい…そんな気持ちにもっと早くに知っておけばよかった...と後悔がないように。

【無料】気になる介護保険レンタル、そして1年間のランニングコストなど...もう、スイトルボディの資料をご覧になりましたか?

製品についての資料をお送りしております。
詳しい資料をご覧いただき利便性をご確認ください。
是非お役立て頂けましたら幸いです。

震災時にも活躍する節水機能

いざという震災時でも身近にあれば家族も安心

すでに被災地でもスイトルボディは活躍しているように、約1リットルの少ない水全身の「予洗い→洗身→すすぎ」まで対応可能。いざという震災時にも自宅で体を洗える安心に備えることができます。

能登半島地震の時の様子↓

能登半島地震の被災地へ届けられたスイトルボディの写真
能登半島地震の被災地へ届けられたスイトルボディ
能登半島地震の被災地でスイトルボディを開封する様子の画像
スイトルボディを開封する様子
能登半島地震の被災地でスイトルボディを実演する様子の画像
スイトルボディを実演する様子

最新在庫状況

現在は、製造が追いつき1週間から10日程度でお届けが可能となりました。
しかしながら、報道の影響もあり在庫に限りがございますため、先着順にて対応させて頂いております。予めご了承くださいませ。(現在、大阪万博への出展もあり、ご注文が増えております。)